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本年夏のAED使用事例

救命コムでは、全国にAEDをレンタルしております。
救命コムのお客様は、救命の情熱が高い方が多く毎年AEDが使用され助かったという人が続出しております。
しかし、全員が助かるわけではありません。
助けるためには必要な備えをして、救護体制を整えるという事前準備と、救命の連鎖(チェーンオブサバイバル)が早く繋がっていくことが大切です。
いくつか、今後のお客様の参考になればと思いますので、最近の救命事例から感じたことを紹介させていただきます。

水辺でのAED使用事例

この一ヵ月内に、2件AEDが使用されました。
1件は、AEDが使用されましたが亡くなりました。
もう1件も、AEDが使用されましたが救急隊到着前段階では心拍が再開しませんでしたが、バイスタンダーによる救命処置のあと救急隊に引き継がれ、現在のところ予後の状態は確認できていません。

水辺での救命事例では、助からるか助からないか明暗がはっきり分かれやすいと思います。明暗が分かれる最大の要素は…

早期発見!

これは、水辺以外でも同様ではあり、救命に必要なことだと思いますが、特に注意が必要です。
夏季のプールや海水浴場は人がとても多いです。ライフセーバーなどの救護体制が整えられていないところも多くあります。ライフセーバーなどがいても、すべての人を監視し把握するのは難しいのが現状だと思います。
溺れてから、発見が遅れれば遅れるほど助かる確率はどんどん少なくなり、10分超えると助かる確率が0%に近くなります。
発見される前に、溺れて水中に沈んでしまうと発見はとても遅くなります。
そこで、これから水辺に行かれる方に安全に楽しめるため提案があります。

提案①水辺はリスクを伴うという意識を持つ
マラソンなどでは、救護体制と別に一般参加のランナーが救助するというのがとても多いです。救護体制が整っていても、救護者がランナーすべてを監視できませんので、ランナーが第一発見者になりやすいですね。マラソンでは、リスクをしっかりと認識し参加される方は、近年とても増えています。助かる確率がとても高い要素だと考えています。
水辺でも同様に、近くに来ている人同士でお互いに水辺はリスクを伴うことを認識し、異常があれば行動するという意識をもっている人が増えることが望まれます。全員にそういう意識を持てと言ってもそうはいかないでしょう。しかし、そういう意識を持っている人が増えれば、助け合うこともできますし、自らも危険を冒すことも減るでしょう。

提案②体調管理
家族や仲間と予定していると、体調が悪くても無理して水辺に行かれることがあるかと思います。
そんな時は、直射日光を極力さけて体力の消耗を防いだり、水分をしっかりとるなど自己管理をすることが大切です。
とても基本的なことですが、自分は大丈夫とだれもが思いがちです。
周囲に体調が悪そうな人がいれば、注意してあげることも大切ですね。

提案③アルコール摂取の遊泳がとても危険
知っている人は知っているのですが、アルコールを呑んで遊泳して溺れて亡くなる方が毎年います。
暑い夏に汗をかくと、日中でもビールなどとても美味しいと思います。とてもとても分かりますが、アルコール摂取しての遊泳は死亡するリスクが高いとっても危険な行為です。アルコールを摂取するととても気持ちが大きくなったり人のことを聞かない人も多くいるかと思いますが、周囲の家族や仲間は勇気をもって遊泳を止めてください。後悔先に立たずです。
詳しくは、海上保安庁「海の事故保安対策」を見てください。
ほか、プールや海水浴場などでは、運営側がアルコール類を販売しないことも重要だと思います。救命コムのお客様には、救護に当たるスタッフの方が、運営者側にアルコール類の販売をやめるよう説得し、販売をやめてもらったそうです。そういう環境をコントロールすることもとても重要なことですね。これは、そういう立場にある方に真剣に考えていただきたいことです。

水辺での注意点で最後に一言
自らの身を守ることも大切で、通報など仲間に助けをもとめることや救助を要請することを忘れないでください。

山での救命事例

最近の事例で、山でのAED使用事例も2件あります。
1名は、AEDが使用され心拍が再開し助かりました。もう1名はAEDが使用されバイスタンダーによる救命処置のあと救急隊に引き継がれ、現在のところ予後の状態は確認できていません。

水辺では、早期発見が大切とご紹介させていただきましたが、早期発見は山でもどこでもとても重要ですね。
そこで、山のケースで救命コムが考える、明暗がわかれる最大の要素は…

救命資器材の適正配置!

救命資器材の適正配置を要素としたのは、傷病者の場所にたどり着くのに基本的に時間がかかるからです。発見が早くても、連絡が遅かったり移動に時間がかかると助かる確率はとても低くなります。山などは、足場も悪いなどスムーズに素早く移動しにくい場所です。AEDを3分以内に届け、処置を開始できる計画で配置をする計画を立ててください。山での行動は、基本的にグループ行動が一般的ですので、発見は比較的早いと思われます。発見が早いと次に必要なのは、素早い救命処置ですね。
チェーンオブサバイバルという救命の連鎖の中での、救急隊の到着、病院への到着による2次救命処置につなげるには、山では時間がとてもかかることが多いので、AEDなどの備えは、とても重要だと考えています。実際に、救命コムのお客様が1名を救命できました。必要な備えをしておけば…という後悔がないよう備えをしっかりすることをおすすめいたします。

ほか、山にAEDをレンタルして携帯利用されるお客様からのニーズがあります。
「1gでも軽いものはないか?」
基本的に山に入ると、徒歩移動が多いと思います。なので、バックパックに入れて移動する際は、コンパクトで1gでも軽いものを求められます。なので、救命コムに電話やメールなどでお問い合わせいただきましたらお客様の救護体制にフィットしたAEDをおすすめさせていただきますが、お問い合わせされずにお申込みされる方もおられると思いますので、山におすすめのAEDをご案内させていただきます。

山など携帯移動されるお客様におすすめAED
オムロンのレスキューハートHDF-3500
この機種のおすすめポイント

  • 小型国内最軽量のAED
  • 高水準の防塵・防水性能(IP56)
  • シンプルでわかりやすい操作性

以上、参考までに注意点や商品のご案内もさせていただきました。
しかし、少し気になったところを書き出しただけですので、水辺や山でも救護者等のアナウンスをよく聞いてください。
リスクをしっかりと認識し助け合う意識があれば、助かる命も多いはず。無理せずたのしい夏をエンジョイしてください!
一人でも多くの方が、心豊かな生活を続けられることを願っております。

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