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胸骨圧迫は疲れる?!

胸骨圧迫の胸を押す深さは新しいガイドラインで5cm以上(成人)となっています。
救命コムのレンタル品、リトルアン(成人上半身マネキン)も最新のG2010に対応すべく、部品交換をすべて完了し対応しています。

■新旧マネキンの違い(リトルアン)
マネキンにも種類がいっぱいあるので、ここでは一般の救命講習でよく利用されるリトルアンという成人上半身マネキンについて書きます。
違いとなるのが、胸骨圧迫の深さでです。適切な深さで胸を押すとクリック音がカチッとなります。

※旧ガイドライン2005・・・約3cm押すとクリック音
※新ガイドライン2010・・・約5cm押すとクリック音

あくまでも、マネキンです!
これぐらいは胸を押してね!というところで音がなるのですが深さは倍ではないですが倍近い深さ押す必要があります。力的には倍以上力がいるのではないでしょうか。
同じ3cm押すにしても、0cm~3cm押す力と、3cmからもう3cm押すのとかける力が違います。
新しいガイドラインになって、胸骨圧迫に必要な力は倍ほど強くなったと言っても過言ではないかもしれないと思います。

■実際に救命講習受講者を見て
実際に、新しいガイドラインのマネキンと、旧ガイドラインのマネキンを同じ救命講習で使用してみました。
旧ガイドラインは、ほぼ全ての方がクリック音が鳴るまで胸を深く押すことができていました。
新ガイドラインは、女性の細身の方はなかなかクリック音を鳴らすことができませんでした。男性も「え!?こんなに深く押すの?」と驚きながらも、肘をのばし、しっかりと体重を乗せるとほぼすべての方がクリック音がなるまで深く胸をおせていました。

やはり、胸骨圧迫は以前のガイドラインと比べて非常に疲れます。
救命講習を実際に受講していない人は、知識で知っていても必要な圧迫深さまで押せないのが現状と思われます。なぜなら、救命講習を受けていても必要な深さまで、押すのがむずかしい人もいるぐらい深く押す必要がありますが、生身の人間の胸を押すとなるとどうしても躊躇して押す力も弱くなります。
したがって、知識だけしっている人は十分な力で胸を押せる確率は格段に低くなると想定されます。

■大事なこと
このように胸骨圧迫は非常に疲れます。
救急車が到着する平均時間は約8分ほど、道が混んでいたり、山間部だったりすると10分以上胸骨圧迫を続けないといけませんが、一人で効果的な胸骨圧迫を続けることはほぼ不可能でしょう。力尽きます。

大事なことは「仲間を呼ぶこと」これが非常に重要です。
近くにAEDがあれば取りにいってもらわないといけません。
119番にも連絡して救急車も呼んでもらわないといけません。
道路上であれば、交通整理も手伝ってもらわないといけません。
野次馬が集まれば、混乱しないよう手伝ってもらわないといけません。
そして、胸骨圧迫を交代してもらう仲間がいります。
やることは場所次第でいくつも想定されます。

蘇生に胸骨圧迫が重要視されています。
胸骨圧迫がどれほど大変であるか、なるべく多くの方に知って頂き近くで誰か倒れたらAEDを持って走っている人を見かけたら、胸骨圧迫とかできることがいっぱいあります
AEDが普及し、一般市民の救命への参加が求められています。
是非、お手伝いお願いいたします。

救命コムでは、最新のマネキンとAEDを全国にレンタルしています。
レンタル期間は、1日からでも自由に選んで頂けます。
ご利用お待ちしております。

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